元々、ウィルコムはDDIポケット時代に「つなぎ放題」でブレイクし、つい1年前までは唯一の
使える定額制(どちらかと言えばドコモの@FreeDや旧アステル系はエリアが限られていた)
でしたが、1年前に参入してきたイーモバイルの方がエリアは限られていても、回線速度や
コストパフォーマンスでシェアを取られ始めました。
そんな中、ウィルコムも先日対抗策として「新つなぎ放題」を発表しました。

結構、思い切った値下げだったと思います。しかし、ドコモが「定額データプラン」系に割引
サービスを導入することを発表しました。(リリース)
2年契約が必要になるものの、上限5,985円(バリュープラン選択時)でHSDPAが使えるように
なり、プロバイダー料を除けば、イーモバイルとの差は1,000円になります。これも、ドコモに
しては思い切った方だとは思いますが、ウィルコムにとっては危機感を感じるのではない
でしょうか。「新つなぎ放題」はデータ専用プランのため、1台で音声とデータを両方使うことが
できませんが、
さらに追い討ちをかけるように、auとソフトバンクがそれぞれ法人割引を発表、料金プランや
キャンペーン価格などを上手に組み合わせると月額980円で自社網内や10回線までが音声
定額の範囲内になってしまいました。ウィルコムは現在、月額2,200円で自社網内に限り
音声定額を実施しています。

今後気になるのが「ウィルコム定額プラン」です。音声定額+データ定額の料金で考えれば
回線速度にこだわらなければ、ウィルコムにアドバンテージはあると思います。ですが、
音声定額の部分だけを比較されると、ウィルコムが高く見えてしまいます。法人向けプラン
だけでも料金改定する時期になってきているのではないでしょうか。音声定額料を下げて、
データ定額料の下限金を上げれば、他社との比較では安く見えるでしょうし…。

なにわともあれ、ユーザーがウィルコムに、まず求めていることは「新つなぎ放題」が音声プランと
併用できるようにすることからじゃないでしょうか。
<関連記事>
ウィルコム、「新つなぎ放題」で勝負?
従量データでは64K回線交換データが利用できるので
TV電話で通話できますけど
電話機タイプの端末で利用できるプランという意味では
ウィルコムの新放題もいっしょです
勘違いしてましたので、取り消し線を足す形で訂正しておきました。
ドコモはさておき、今日イーモバイルが音声とデータ併用できるプランを発表したので、
当面は、対イーモバイルになるんでしょうかねぇ。