先月はソフトバンクが月間順増数1位になるなど、ナンバーポータビリティ制度が流れを
変えたことには間違いないのですが、どうやら第2ラウンドが2010年に起こりそうです。
日経の記事を始め、いろんなところが書いていますが、26日の総務省のモバイルビジネス
研究会の報告書には2010年をめどにSIMロック解除をさせるそうです。どうやら
それまでに、今のインセンティブモデルをやめざるを得ない状況を強制的に作るようです。
ただ問題なのが、今の第3世代の携帯電話ではドコモ、ソフトバンク、イーモバイルが
周波数帯は違うにせよ同じW−CDMA方式を採用していますが、auはCDMA2000方式を、
今年中にサービスが開始できるかは不透明なアイピーモバイルはTD−CDMA方式を
利用しているため、5社がすぐに参加できる状況ではありません。
もしかすると総務省は、2010年以降に始まる第4世代携帯電話のことを指しているのかも
しれません。もしそうだとすれば、充電器の端子の規格をメーカーやキャリアを超えて
統一しようとすることぐらいしか決まっていない今の内に、先手を打つのかもしれませんね。
それ以外にも、ボタン配列を始めとする基本的なUI(ユーザーインターフェイス)は
統一する必要があると思われるので、まだまだ険しい道は続きますね。電話とメール機能は
共通化されるでしょうけど、ウェブ機能や情報配信サービスは無理でしょうね。